こめかみから側頭部のあたりが脈打つように痛み始め、
痛みが数時間から長くて3日くらい続き、自然に消えていきます。
この間、日常生活をおくるのに支障がでる症状が
「片頭痛」
の特徴です。
その原因については大きく3つあります。
1 「ストレスからの解放」
「片頭痛」では不思議なことにストレスがかかっている最中よりも、
むしろそれから解放されたときに発作が起きやすいそうです。
たとえば、責任の重い仕事をやり終えて肩の荷が下りたとたん
頭痛が始まったということがよくあります。
「片頭痛」が週末に起きやすいのも同じ理由からです。
2 「気候に影響」
気候にも影響されます。春先によく起きる人、
秋口に起きやすい人などいろいろですが、梅雨時や低気圧のときは、
一様に頭痛がひどくなります。
また、朝、カーテンをパッと開けたら、いきなり頭痛が始まったというように、
強い光も頭痛の原因になる場合があります。
大きな音、雑踏、タバコや排気ガスのにおい、
他人の香水の匂いなども人によっては頭痛を引き起こす原因になります。
「片頭痛」では、睡眠との関係もあり
寝不足はもちろんですが、寝すぎや長時間の昼寝などでも起きることがあります。
3 「空腹で血糖値が下がったとき」
空腹で血糖値が下がったときにも起きやすい傾向があります。
欧米などでは、チョコレートや赤ワイン、チーズなどの食べ物は
血管を広げる作用があるため「片頭痛」を誘発するといわれています。
飲酒と「片頭痛」は、直接の関係はありませんが、
日本人の中にも、お酒を飲むと頭痛が始まるという人もいます。